ジャルダン・ドゥ・パルタージュ（分かち合いの庭）：

農業と教育のためのラボラトリー

ミリエール渓谷に誕生した特別な空間

2020年、写真家で環境活動家、またゲランの長年のパートナーとして多数のプロジェクトで協働するヤン・アルテュス＝ベルトランが、フランス・イヴリーヌ県にある30ヘクタールの土地、ミリエール渓谷を購入しました。その目的はこの地を再野生化し、生物多様性の保護区として再生することです。

ゲラン家とのゆかりある場所

ランブイエの森の端に位置するこの地は、ゲラン家にとってもゆかりのある、歴史的な場所。現在は、350種以上の動植物の生息地となっています。

LVMHの支援のもと、ミリエール渓谷は、パリ・サクレー大学およびオート・ヴァレ・ド・シェヴルーズ自然公園とパートナーシップを結び、人間が生態系に及ぼす影響を低減するための科学者向け研究拠点となっています。

1.4ヘクタールに及ぶ再生型農業の実践の場

保護区内には、ゲランが支援するジャルダン・デ・パルタージュ（分かち合いの庭）があります。再生型農業に特化した1.4ヘクタールに及ぶこのエリアは、生きた実験の場として構想されました。この庭は、自然と文化が対話する教育と共有の場。そして、豊富で多様な生産の場でもあります。ここでは、生命力あふれる生物多様性が共存しています。

知識の継承と、パートナーと共に探究する卓越した取り組みという、ゲランの価値観がここに具現化されています。

環境負荷の測定

導入した手法が環境へ与える影響を測定するため、ジェネシス社は定期的に土壌分析を実施しています。主要な指標（生物多様性、土壌の肥沃度、気候、水管理）を監視し、外的要因（気候ストレス要因、生産性、非土壌生物多様性）との相関関係をモニタリングしています。

蜜源エリアを生み出す

トム・アルテュス＝ベルトランと彼のチームは3年間をかけて、アグロフォレストリー（森林農法）の原則に基づく庭園を造成しました。今後の3年間は、蜜源エリアの整備、市場向け菜園区画の実験的設置、一般市民およびゲランやLVMH社員を対象とした教育活動の展開に重点を置きます。

すべての階層で取り組む、責任あるコミュニケーション